本当のボウフラの発見って知っていましたか?
ボウフラキン(Coelomomyces)は、ツボカビ門ツボカビ綱コウマクノウキン目に属する菌類である。ボウフラに寄生する絶対的寄生菌として古くから知られた。カビの名を持つが、カビ的な生物ではなく、原虫のような内部寄生生物である。この1属で独立のボウフラキン科(Coelomomycetaceae)を構成し、現在は約50種ほどが知られている。
ボウフラの体内に不規則な形態の菌体が増殖し、やがてそのあちこちに厚壁の耐久胞子を作ってボウフラの体内はこれで一杯になる。これはほぼ楕円形で厚壁を持ち、その表面には様々な突起が並ぶ。この突起の形は種の特徴となっている。
寄生されたボウフラは不透明の黄褐色になるのでルーペでも判別できると言う。
歴史
最初の発見は1921年のマレーシアで、体内に黄色の粒子が充満したボウフラが発見されたことに始まる。このボウフラは黄熱病を媒介する Stegomyia scutellarisであった。それを元にして1923年に記載された。ちなみに翌年モスクワでこれが発見された時は原虫と見なされ、ズーグラフィアの名で原生動物として記載されている。
この菌は世界のあちこちで発見され、いずれも特異的にボウフラの病原体としてふるまうため、蚊の防除に使えるのではないかと注目され、多くの研究が行われた。しかし培養ができないこと、生活環が解明されなかったことから研究が進まなかった。
生活環がすべて解明されたのはウイッシュラー達によるC. psorophoraeの研究から(1974,1975)である。これによってこの菌が二つの世代を持ち、ボウフラに寄生するのが胞子体であり、配偶体はケンミジンコ類に寄生することが発見された。その後もいくつかの種で同様のことが確認されている。
引用『ウィキペディア(Wikipedia)
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